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2008年5月 7日 (水)

だるま と 禅

Photo_3 先日の 鎌倉パワースポット&禅の旅

訪れた建長寺の境内で 偶然にも禅画・
達磨画(だるまえ)』の展示会 が開かれていました。



“真の悟りを得たいのであれば 経文や文字に頼らず 己の心を真っ直ぐ見よ。
仏はそこに (自分の心のうちに) おられる”



すべての人は 本来 “仏” = 仏とは “人間の本性”



「仏になるためには  煩悩を捨て  本性に立ち返ればいい」
との禅の開祖・達磨大師の教えは、
中国の寺僧をはじめ、経文を読めぬ無学な自分たちでも悟れるのだと、
貧しい人々の心も捉えました。
そして のちに日本に渡って来たとのことです。



ところで‘七転び八起き’の縁起物として日本で人気の「福だるま」ですが、
その象徴である 朱色 には  こんな話があります。


インドから船による苦難の旅の末、中国に辿り着いた 達磨大師は、
武帝 という時の権力者に出会います。

自らの権力と財力をつかって仏教振興に尽くす武帝でしたが、
実状は 私利私欲が漂うもの。

仏教が生まれたインドから 高僧が来た との噂を聞きつけた 武帝は、
早速、達磨大師を自分の華美な王宮へ招き、己の功徳を自慢します。


が、しかし、達磨大師は そんな厚かましい武帝に、
無功徳  (何の功徳もお前にはなし)」と一喝。


憤慨した武帝は、達磨大師を王宮外へ追い払うだけでは気が止まず、
朱色の衣をおくりつけました。

高僧が身につける衣の色と言えば、中国では黄色、日本では紫 です。
そのどちらともつかない色がお前にはちょうどいい と言わんばかりに
武帝 は 達磨大師に朱色の衣を渡しました。

ところが、達磨大師は、このことを いっこうに気にかけません。
それどころか、長旅で破れた白い衣を脱ぎ、差し出された朱色の衣に着替え、
悠々と王宮の外へ出ました。

そして、こうした王侯貴族の形にとらわれた信仰ではなく、
素朴な民衆の中にこそ、自分の教えを受け入れる素地があると見た達磨大師は、
一言 こういい残し 王宮を去りました。


結果自然成  (結果は自ずと成るであろう)



                                        日本禅画協会「達磨の一生」より参照


日本ではむしろお目出度い 祝いの色とされる 朱色。
江戸時代には、禅の教えを普及させるために、
農家の副業として 「福だるま」の生産が奨励されていたそうです。



Photo_4 さて、冒頭で述べた展示会ですが、
会場の 建長寺の得月楼には
達磨大師と禅の心” を筆一本で描いた見事な作品が
所狭しと飾られていました。


作品の脇をよく見ると、出展者の方々の年齢は  9割が 70才以上。
中には、95才という長寿の方の作品もあり、思わず見入ってしまいます。

ほんとうに ほんとうに、全ての作品が 素晴らしいの一言shine
力強いのに繊細。テクニックの高さと 絵心満点な仕上がりは、まさにプロ級。
感動せずにはいられませんhappy02sign01


鎌倉時代から歴史的人物によっても、永々と描き続けられている「達磨画」。

第170代・後陽成天皇、徳川各将軍、剣豪・宮本武蔵、
赤穂浪士・大石内蔵助、幕末の政治家・勝海舟、文豪・夏目漱石etc


と、その名は 日本を支えた 錚々たるもの。。。



いつの世も 万人の心を魅了する この縁起絵を、
いつの日か 描けるようになれたら...happy02


日本禅画家協会

(『達磨画講座』が受けられます)










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